パーマのかかりが悪いあなたへ
思い通りのパーマが出来たら嬉しいですよね。
でも実際には上手くパーマがかからないという方はとても多いです。
・かけてもすぐとれてしまった
・思ってたパーマと違った
・グリグリのおばさんパーマになってしまった
・すごく傷んでしまった
・髪質的にかかりずらい
パーマは意外と思い通りになりにくい施術ではないでしょうか。
かからなかったり、かかりすぎたり、すぐとれたり、、、。
このようなことが起きてしまう原因と、パーマをかけるために必要なことはなんでしょうか。
パーマはどのようにしてかけるのか。
そもそも、パーマはどのようにかけるのでしょうか。
ただ薬をつければカールが出来るわけではありません。
パーマは、髪の中の栄養分に働きかけ、カールをつけます。
もう少しだけ詳しくいうと、髪の中の結合組織を組み直すのです。
では、うまくかからない時はどんな時でしょうか。
パーマがうまくかからない主な原因
・薬剤の調合が髪質や髪の状態に合っていない。
・そもそもパーマをかけられるほど、髪の中の栄養分が満ちていない。
・髪質とパーマの種類が合ってない
この3つが主な原因になることが多いです。
また、かかってたとしても、パーマは良くも悪くもスタイリングで左右されるので、スタイルによっては難しいものもあるかもしれません。
求めているスタイル、おうちでのお手入れ方法、この辺りのカウンセリング不足による失敗も多いです。
1、薬剤調合が髪質や髪の状態に合っていない
キレイにパーマをかけるには、髪質や髪の状態を正しく見極め、あなたに適したお薬を選択する必要があります。
軟毛、硬毛、多毛、薄毛、太毛、細毛、
バージン毛、健康毛、ダメージ毛、
この他にも色々あって、一人一人組み合わせも違います。
それを判断して薬剤を選ばなければパーマはかかりません。
またしっかりかけるのと、きつくかけるのは違います。
このニュアンスの差であなたと美容師のイメージがズレてしまうこともあります。
グリグリのおばさんパーマになってしまうというのは、ロッドという髪に巻きつける筒状のものが細過ぎるのが原因です。
かかりにくい髪質だからといって、細いロッドを使えばいいわけではありませんので、万が一ロッドが細すぎるなと感じたら確認した方が良いです。
薬剤選定も、イメージのシェアもカウンセリングで詳しく把握してお互いの認識を一致させることが大切です。
カウンセリング不足は失敗の原因になりますので、お気をつけください。
あらかじめ事前にカウンセリングだけ行っておくのもひとつの手です。
2、パーマがかけられるほど髪の中の栄養分が満ちていない
パーマは髪の中の栄養分に働きかけ、カールをつけます。
ということは、髪の中の栄養分が不足していると、いくら薬をつけてもパーマはかかりません。
このようにパーマがかからない状態でお薬をつけても、ただ傷むだけ。
パーマをかけてもかからず、お直しをしてもかからず、バサバサに傷んでしまった、、、。
髪の中の栄養分が不足しているとこのようなことが起きてしまいます。
パーマはダメージし過ぎていると失敗する可能性が高まります。
3、髪質とパーマの種類が合っていない
パーマにはいくつか種類がありますが、大きく分けると
コールドパーマとホットパーマになります。
コールドパーマはみなさんが思う”普通のパーマ”。
ホットパーマは”デジタルパーマ”など熱を加えるパーマ。
同じパーマでも全く別物と言っていいほどの違いがあります。
あなたの髪質、状態に合わせて選ぶ必要があります。
スタイリングが原因の場合も?
本来であれば、あなたの求めているスタイルと再現性のあるスタイルをうまくすり合わせて提案するべきですが、すでにパーマをかけてしまっている場合、スタイリングを少し変えると上手くいくかもしれません。
パーマはスタイリングで大きく表情を変えます。
ドライヤーと仕上げのほぐし方です。
パーマのスタイリング方法は別記事に記載してありますので参考にしてみてください。
また、ヘアカタログなどで”パーマスタイル”と記載されていても、実際にはコテ巻きで仕上げているスタイルもかなり多いです。
一般の方にはわかりずらく、パーマだけでは再現できないようなものもありますので、担当の方とよくカウンセリングしてください。
それでもパーマがかけたい、かけられるようにするためには?
まず、かけられるようにする前に、失敗しないようにするためには??
一にも二にもカウンセリング
私たち美容師が、あなたの髪の状態を見極め、正しい判断をしなければいけません。
前提として、今かけられるのか、かけられないのか。
求めてるスタイルはパーマで再現できるのか、できないのか。
かけられない、できないのであれば、正直に伝えるのもプロの責任であり、仕事です。
昨今のヘアカタログでは、パーマと記載しつつコテで巻いてるスタイルも多く、なかなか判断が難しいと思います。
パーマをかけられる、かけたいと思っていても、実は栄養分が不足していた。
自分で判断するのは難しいですよね。
そのためのカウンセリングです。
薬剤とパーマの種類を見直す
うまくかからない原因でお伝えしたように、薬剤とパーマの種類が合っていないと、キレイなパーマはかかりません。
適切な薬剤か、コールドが良いのかホットが良いのか。
浸透させる時間や工程も影響します。
これは美容師さんサイドですね。
デジタルパーマが得意な美容師さんか、ケアに特化した美容師さんがオススメです。
髪の状態が整うまで我慢する
これは髪の栄養分が足りてない人、ダメージが大きい人です。
かけるにかけれない状態で無理にパーマをしても、かからないものはかかりませんし、悪戯に傷めるだけです。
であれば、髪の状態を良くすることを優先し、かけられる状態になってからかけるのが無難で安全で、結果的にキレイなパーマがかけられます。
先ほどケアに特化した美容師さんをオススメした理由はこのためです。
ただ、断られるだけでは納得できませんよね、しっかりかけられない理由、現在の髪の状態、髪の状態が整うまでのプロセス、代わりの提案など、しっかり説明をしてくれる美容師さん理想です。
スタイリングの練習をする
ヘアカタログをみて、このパーマにしたい。
でも本当はパーマではなくコテ巻きだった、、、。
この場合、パーマで再現できなければスタイリングで頑張るしかありません。
どうしてもコテとパーマの質感は違うものです。
傷まないスタイリングも別記事にしてありますので参考にしてみてください。
憧れのパーマスタイルになれますように。